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ユーリー・ノルシュテイン作品集 世界初爆音上映『アニメーションの神様、その美しき世界』 Bakuon Screening: Yuri Norstein

“アニメーションの神様”ユーリー・ノルシュテインの代表作6本が、オリジナル・ネガから2K修復版で甦る。世界のアニメーション史に残る名作を、驚きの画質・音質で初の爆音上映。

The very first Bakuon screening of Yuri Norstein’s six masterpieces, 2K-remastered from the original negative print.

INTRODUCTION

1941年9月15日、旧ソ連に生まれたロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン。切り絵を用いた緻密な作風で知られ、文字通り“アニメーションの神様”として、日本の宮崎駿・高畑勲監督をはじめ、世界中のアニメーターからリスペクトされる存在です。ノルシュテイン監督のソ連時代の6本の短編作品について、映画チャンネル イマジカBS・映画の20周年記念企画として、オリジナルネガから2Kスキャニングされたデータをロシアから取り寄せ、レストレーション(修復)、グレーディング(色調整)をおこない、2K修復版を制作。また音声も大元の磁気テープからデジタル化、日本の誇る音響エンジニア、オノ セイゲン氏が修復・マスタリングを担当。映像、音声共にかつてない美しさで、世界アニメーション史に輝く傑作群が甦りました。今回この名作たちが、ライブ音響機材を使った繊細な音響調整により、世界初の爆音上映で登場。お見逃しなく!

On September 15, 1941, Russian animator Yuri Norstein was born in the former Soviet Union. Known for the technique of cut-out animation, this “God of animation” is respected from animators all over the world, including Hayao Miyazaki and Isao Takahata. As the 20th anniversary project of the movie channel Imagica BS, they made remastered version of 6 short films by Norstein from 2K scanned data from the original negatives from Russia with the digital restoration and grading. The sound was also digitized from the original magnetic tape and Japaese sound engineer Seigen Ono was in charge of its restoration and mastering.


爆音

爆音上映とは(BAKUON Screening)

爆音上映とは、一般的な映画館の音響設備に音楽ライブ用の音響機材を付加して、音を増幅し、大音響で上映を行います。「爆音」といっても、ただ音を大きくするだけではありません。作品ごとに、どのような音響作品であるのかを考えて繊細な音の調整を行い、会場の音環境に合わせてオペレーションします。音とともに視覚が変容し、音に包まれることを目指す音の探求こそ、爆音上映の醍醐味。新たな発見の旅を一緒に体験しましょう。

爆音監修:樋口泰人
映画・音楽評論家、爆音上映プロデューサー

BAKUON Screening is a special presentation that enhances a standard cinema sound system with live concert–style audio equipment, creating a powerful and immersive screening experience. Rather than simply increasing the volume, each film is treated as a unique sonic work. The sound is carefully adjusted and operated in detail, taking into account both the character of the film and the acoustic environment of the venue.

BAKUON Sound Supervision:
HIGUCHI Yasuto
Film and Music Critic, BAKUON Screening Producer

INFORMATION

監督:ユーリー・ノルシュテイン
提供:IMAGICA TV
配給:チャイルド・フィルム Presented by イマジカBS

Director: Yuri Norstein
Presented by: IMAGICA TV
Distribution: Child Film Presented by IMAGICA BS

ロシア (Russiam) | 83 min | DCP| ロシア語音声 (Russian dialogue) | 日本語字幕 (Japanese subtitles)

© 2020 2016 E.S.U.E C&P SMF

PROFILE

ユーリー・ノルシュテイン
ユーリー・ノルシュテイン ( Yuri Norstein )

1941年9月15日、第二次大戦下、疎開先のロシア中西部ペンザ州ガラブニーシチェンスキー地区アンドレーフカ村生まれ、75歳。1943年にモスクワに戻り、父母兄と暮らす。母バーシャは就学前児童施設、託児所、保育園などで生涯働き、父ベルコは木材加工器械の整備工だった(ノルシュテインが14歳のときに他界)。兄ガーリクは音楽を学び、後にバイオリンの修復者になった。10年制義務教育(日本でいうと中学までの義務教育にあたる)を受け、画家を目指して美大を受験するも不合格となり、家具コンビナートで働く。

初期の監督作である1968年の『25日・最初の日』及び1971年の『ケルジェネツの戦い』では、1920年代の芸術作品やロシア・アバンギャルドの影響が濃い大人向けの作品を撮るが、1973年の『キツネとウサギ』、1974年の『アオサギとツル』、1975年の『霧の中のハリネズミ』では動物が主人公の子ども向けの作品を撮り、いずれも高い評価を得た。そして1979年の『話の話』では、ロサンゼルスにおいて行われた映画芸術アカデミーとハリウッドASIFAとが共催した国際アンケートで「あらゆる民族、あらゆる時代の最上のアニメーション」として認められるなど、その評価を不動のものとする。

1986年、撮影を続けていた『外套』(ゴーゴリ原作)の仕事を中止させられたため、1989年に同撮影所を辞職。1991年、ロラン・ヴィコフ財団の支援で自身のスタジオを持つ。後に財団から独立し、「ノルシュテイン・スタジオ・アルテ」を開設。4本のロシア砂糖のコマーシャルや国営テレビ1CHのイントロとエンディングのアニメーション「おやすみなさい、こどもたち」を制作。2003年には、松尾芭蕉の連句アニメーション『冬の日』で「狂句木枯の身は竹斎に似たる哉」の句を担当し制作した。

監督として、これまでに国内外で30以上の映画賞などを受賞。1989年に映画芸術への実作者としての貢献に対してタルコフスキー賞、青少年のためのアニメーションの芸術発展への寄与にたいして国際ジャーナリスト連盟がメダルを授与、1991年にフランスの芸術文学勲章、1995年に文学および芸術上の高度な業績にたいしてロシア「凱旋賞(トライアンフ賞)」を授与された。

2003年には三鷹の森ジブリ美術館で企画展示「ユーリー・ノルシュテイン展」が開催。2004年には日本国政府から旭日小授賞勲章を授与される。また、2010年には神奈川県立近代美術館 葉山にて、「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテインとヤールブソワ」が開催されその創作の過程が紹介された。

1981年以来、従来のアニメの常識を覆した『外套』を制作しているが、様々な理由で未だに完成していない。

SCREENING

新千歳空港国際アニメーション映画祭

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