アニメーションにおけるセクシュアリティの表現は、性的マイノリティ（クィア）が直面する個人や社会的な体験を描くとともに、アニメーションという表現技法そのものへの可能性を切り拓いてきました。この上映とトークのイベントでは、性的マイノリティ、セクシュアリティ、ジェンダーに関する洞察に富むアニメーション作品を紹介し、また、現在制作活動と同時にクィアアニメーション研究を行う矢野ほなみが、その研究の背後にある経緯やアニメーションにおけるクィアな表現についてお話しします。
GUEST PROFILE
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矢野 ほなみ ( YANO Honami )
瀬戸内海島生まれ。2017年東京藝術大学大学院映像研究科修了。『骨嚙み』(2021)は第45回オタワ国際アニメーション映画祭で短編部門グランプリを受賞、第29回レインダンス映画祭で短編アニメーション部門最優秀作品賞、2022年第25回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞受賞、他25の受賞。 NHK「みんなのうた」ほか、EDやMV等も手掛ける。現在最新作「エリ」（仮）を制作している。
Born in 1991 on a small island in Japan. The film, A Bite of Bone (2021) won the grand prize for short animation at the 45th edition of the Ottawa International Animation Festival, the Best Short Animation Award at the 29th Raindance Film Festival, the New Face Award in the Animation Division at the 25th Japan Media Arts Festival in 2022, and 25 other awards. She has also worked NHK’s “Minna no Uta” and other music/ending videos. Currently working on her latest work “Eri” (tentative).
