スタジオジブリが、1993年にTVスペシャル用として制作した長編アニメーション作品『海がきこえる』（原作：氷室冴子）を上映します。上映後に監督の望月智充氏と作画監督の近藤勝也氏を迎え、トークを開催します（聞き手：田中大裕）。
The animated feature film “Ocean Waves” (based on a novel by Saeko Himuro) made by Studio Ghibli as a television film in 1993 will be screened. After the screening, a talk session will be held with director Tomomi Mochizuki and animation director Katsuya Kondo. (Interviewer: TANAKA Daisuke)
SYNOPSIS
高知・夏・17歳 ぼくと里伽子のプロローグ。東京の大学に進学した杜崎拓（もりさきたく）は、吉祥寺駅の反対側ホームにある人影を見た。中央線下り列車に姿を消したその人影は確かに武藤里伽子（むとうりかこ）に見えた。だが里伽子は高知の大学に行ったのではなかったのか。高知へと向かう飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻っていった。――里伽子は勉強もスポーツも万能の美人。その里伽子に、親友の松野が惹かれていることを知った拓の心境は複雑だった。拓にとって里伽子は親友の片思いの相手という、ただそれだけの存在だった。それだけで終わるはずだった。高校3年のハワイの修学旅行までは…
Kochi is your average coastal town on the sleepy, idyllic island of Shikoku and young Taku is definitely your average high school student. But soon his quiet life will be turned upside down with the arrival of Rikako: a beautiful student recently transferred from Tokyo. By the end of the term Taku will have learnt a valuable lesson in love and friendship.
INFORMATION
STAFF
原作：氷室冴子
脚本：中村 香
監督：望月智充 / Director：MOCHIZUKI Tomomi
作画監督：近藤勝也
音楽：永田 茂
主題歌：坂本洋子
声の出演：飛田展男 ⋅ 坂本洋子 ⋅ 関 俊彦
2024｜日本 (Japan) ｜ 72 min ｜ 日本語音声 (Japanese dialogue) ｜ 英語字幕 (English subtitles)
© 1993 Saeko Himuro/Keiko Niwa/Studio Ghibli, N
GUEST PROFILE
-
-
望月智充 (MOCHIZUKI Tomomi)
アニメーション監督。1958年北海道生まれ。亜細亜堂を経て現在フリー。早稲田大学在学中には早稲田アニメーション同好会で活動。監督代表作に「きまぐれオレンジ☆ロードあの日にかえりたい」「ここはグリーンウッド」「勇者指令ダグオン」「絶対少年」「さらい屋五葉」など。スタジオジブリ作品では「海がきこえる」の監督を務めた。
Director
-
-
近藤勝也 (KONDO Katsuya)
1963年愛媛県生まれ。83年スタジオ「あんなぷる」へ入社。後フリーになり、「天空の城ラピュタ」(86）の原画でスタジオジブリ作品に初参加。その後 「魔女の宅急便」(89)でキャラクターデザイン・作画監督、「おもひでぽろぽろ」(91)で作画監督、「海がきこえる」(93)で作画監督と原作小説の挿絵、「崖の上のポニョ」(08)で作画監督と主題歌作詞、「コクリコ坂から」(11)「アーヤと魔女」(20)でキャラクターデザインを務めた。また、「となりのトトロ」(88)「もののけ姫」(97)「ハウルの動く城」(04)「借りぐらしのアリエッティ」(10)「風立ちぬ」(13)「君たちはどう生きるか」(23)他多数のジブリ作品に原画で参加している。
Animation Director
